キリコ・キュービィ&フィアナ

  • キリコ・キュービィ&フィアナ

■ウェーブ開発部より
何故、今キリコとフィアナをフィギュア化するのか? それは近年、製造クオリティーが、フィギュアマーケットの過剰ともいえるほどの人気により飛躍的にかつ急激にアップしたこと。また、松浦氏のような物凄い造形作家が現われたこと。そして何より今、どうしても私たち自身もキリコやフィアナのフィギュアを欲しいと思ったからです。
原型が生み出される事にまつわるエピソードは、松浦氏とのやりとりをご覧いただくとして、ここではその後のウェーブと工場とのこだわりについて触れてみたいと思います。
企画スタート当初、昨今の完成品フィギュアのクオリティを持ってすれば、例え松浦氏の原型が凄いと言っても、再現する事は、そう難しくない筈…そう思っていました。
ところが、実際は思っていたよりも… はるかに大変でした。 勿論、どんな製品も簡単に生み出されるわけではないのですが、とにかく今回最後の最後まで、『瞳』には手こずりました。1/12スケールというフィギュアとしては決して大きくないサイズに加え、もともと大きいほうではない二人の「目」…。最初に出来てきたサンプルは、二人とも、それこそ私達から見て「マネキン人形」もしくは「オモチャ」でしかなく、愕然としてしまいました。今だから話せる事ですが、秋のプララジショーで初お披露目になった際、二人ともヘルメット状態だったのはこういった理由で、とてもお見せできる状態ではなかった為でした。
幸いな事に当社には、嘗てアニメーターだったスタッフがいたこともあって、セカンドトライで一気に改善する事が出来たのですが、そこから先は微妙なトライ&エラーによる微修正。モニター上での修正はバッチリでも、3Dにすると必ずしも意図した通りにならず、本当に納得できる製品が出来るか心配になってきたほどでした。そして、出来上がった我々の成果は…実際の製品で是非確認していただきたいと思っています。画像だけでは決して伝わりきらないものが、きっと見ていただけるはず…そう確信しております。
また、キリコのコード類の再現にも苦労させられました。元来、工場から1ミリ以下のものは綺麗に再現できないと言われていたのですが、コードの径として要求したのが、ゼロコンマ5ミリというサイズ。まずは、やるだけやってみるよう工場に依頼。ヘルメットの黒いコードは、長さが短い事もあって、かろうじて再現できたものの、肘のコードはどうしても綺麗な成型が出来ない。結局ゼロコンマ5ミリのコードを用意して4本ずつ植えていくという、とても手間のかかる方法を取る事になってしまいました。ちなみに、このコードは金属製で曲げ具合を調整できますので、お客様自身でリアルな弛みを再現して頂けるようになっております。勿論、防錆性を考慮しステン製です。
その他にも、身内のウルサ型のボトムズマニアの声で、ゴーグルの両目の位置を劇中のイメージに合わせてこだわりの調整をしてみたり、勿論バイザー部は透明パーツにしたりなども、ぬかりはありません。パッケージ1つとっても、いつまでも保存しておきたくなるよう、当社自慢のハイセンスパッケージに仕上げました。その他にもまだまだお伝えしたい事は尽きませんが、目のこえた厳しいボトムズファンの方にこそ、是非手に取って見ていただきたいと思っております。決して、期待を裏切る事はないと確信しておりますので。
ウェーブ開発担当:NAGAMI

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